補聴器は両方で使用する方がより効果的ですが2台装用と片方だけの場合との違いを解説します。
それぞれのメリット・デメリットを考えた上でご自身のライフスタイルや目的に合った使い方をお勧めしますので参考にして下さい。
補聴器は両耳装用がおすすめ
両耳装用の場合
人間の聴覚は本来、左右のお耳から入ってくる音を左右の脳内で理解して処理し、方向性も含めて伝えています。そのため、片方は補聴器 片方は元々のお耳で聞くとやはりバランスが悪くせっかくの補聴器の音質も損なわれます。聴力測定の結果も踏まえて高額の補聴器を1台使うより予算内で両方装用することをお勧めします。
効果としては以下のことが考えられます。
◆方向性が分かりやすい。
◆騒音下でも1台より聞き取りやすく立体的に入ってくる。
◆2台で音量のバランスを取ると片方で一生懸命聞くより疲れにくい。
片方だけで使用する場合
もちろん、補聴器は片方だけでもお役に立ちます。
左右どちらかだけ難聴の場合⇒よりバランスが取れるように補聴器の音を慎重に入れていきます。
左右の聞こえのレベルがかなり差がある場合⇒聞こえない側の音を聞こえる側のお耳に伝えるクロス補聴器もお試し頂けます。
耳の病気や形状により補聴器を使えない場合⇒必要であれば、医療機関とも打ち合わせの上、1台の補聴器を丁寧に合わせていきます。
人間は本来、幼いころから聞き耳があります。 利き腕と同じように得意とするお耳があり、そちら側に補聴器を装用することがより効果が得られるはずです。
補聴器のデザインも軽く
本来補聴器を使用する必要のある人も大きな形の補聴器では着けたくないでしょう。両耳装用にしても本当に軽く小さな補聴器が数多くあります。両方に装用しても負担なく忘れてしまうくらいの着け心地です。軽く小さな補聴器をお勧めします。
ご自分のライフスタイルに合わせる
まずは補聴器の両耳装用をお勧めしますが聞き比べも必要です。毎日の通勤、仕事での打ち合わせ、会議、取引先との商談等々が多く効果が認められた場合は是非、2台の補聴器で聞き取りやすくして頂きたいです。
現在は家にいる時間が長く、あまり外出もなく費用的にも抑えたい場合はもちろん、1台の補聴器で聞いて頂きます。片方だけでも通常の会話に困らない満足感が得られれば十分だと思います。聴力測定の結果も重視しますが聞きやすいお耳に着けることがとても大切です。 生活スタイルに合わせて補聴器を選び、長くお付き合いが出来ますようアドバイスをさせて頂きます。
まとめ
お客様のライフスタイルとご予算に合わせて補聴器を選び、両耳または片方でもきちんと音が伝わるようにフィッティングしていきます。
大切なことは必ず、2台と決めつけないでまずはお試し下さい。カラーバリエーションが充実しているもの、コンパクトサイズで装着しているようには見えない補聴器も出てきています。
船橋市の補聴器専門店「奏音-kanon-」では、小型補聴器を中心に取り扱っております。耳の裏に隠れたり、耳の奥深くに挿入出来たりするような補聴器を用意しております。船橋駅北口徒歩2分で一番近い補聴器専門店です。